佐那河内村立佐那河内小学校・中学校

佐那河小学校・中学校 県行造林 佐那河小学校・中学校 佐那河小学校・中学校 佐那河小学校・中学校

村の文教ゾーンの核となる学校づくり

佐那河内小中学校一体型校舎とする公募型2段階設計プロポーザルにより、村の子どもたちが15歳までを過ごす場として、隣接する既存保育所や新たな学童保育施設、給食センターを含む敷地全体の環境づくりに取り組んだ。
全児童生徒150人ほどの小中9学年を3つのエリアに分け、教室からの眺めやしつらえに変化を持たせるとともに、進級時に高揚感を感じられるよう配慮した。1階職員室に近い小学校低学年エリアは、中庭や南庭へ開き、地面とのつながりに留意した。小学校高学年と中学校エリアは、2階西と東に図書メディアルームを介して緩やかに分けられる。中庭やテラス、渡り廊下などによる外部と内部の視角、空間の連続性は、学年を超えた子どもたちの協同学習や交流の場を生み、中庭を中心にさまざまな活動の気配を学校全体に伝えられるようにしている。

地域の木を活かして

子どもたちが毎日を過ごす環境には、近くの山々で育った木材を活用したいと考えた。敷地南縁を流れる園瀬川の源流域にある村有県行造林(村と県が分収契約を結んで管理している森林で、県が間伐などの手入れを行っている)から搬出されるヒノキ間伐材を床板に使用するため、村は、伐採適期に合わせて本体工事の入札前に分離発注した。公共事業における、このような形での木材分離発注は県内では初めての試みであった。
多くの方々の協力を得て、子どもたちが直接触れることのできる床壁などの内装、造作家具や建具、教室の机・椅子などに県産材を多用することができた。実教材として生まれ育った地域の山々の自然や技術を子どもたちに伝えることができればと願っている。

  • 所在地 :徳島県名東郡佐那河内村
  • 用 途 :学校
  • 構造規模:RC造一部鉄骨造2階建
  • 竣工  :2011年3月
  • 掲載誌 :2015木造建築、2013作品選集、2011アイ・スパン

2008 佐那河内小中学校一体型校舎新築事業 設計コンペティション

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